三歩進んで二歩下がる
人間の成長は「三歩進んで二歩下がる」
人間の成長や回復は一直線ではないと思う。
自分は現在メンタル疾患で休職し苦しんでいる。日によっては良くなったと思うし、日によって悪くなったと思うときもある。
では、回復は進んでいないのだろうか?
どうとらえれば楽になるのだろうか?
人間の回復は三歩進んで二歩下がっているのだ。つまり「一歩は確実に進んでいる」。
らせん階段のように人生は進んでいるとも考えることができる。
例えば、自分は
①バリバリ仕事して(三歩進み)
②休職して自殺を考えてロープを用意するほど苦しみ(二歩下がる)
③遂に名医にたどり着き「自分ってこれでよかったんだ」と自覚する。(三歩進む)
ある意味では二歩下がっていることにも意味があるとも思う。それがないと本当の自分に気づかなかったのだから。
三歩進んで二歩下がるは、五歩進むことであるとも思う。
人生に無駄な時間なんてない。
今、とても苦しんでいる人に伝えたい。
(話が少し飛躍するが)
自分の父親はアル中でDVをして私を虐待した。母親は愛情が深かったが過干渉で私を自立させなかった。
さらに、高校時代には猛烈ないじめを受けた。そのせいでうつ病で精神病院に1年も入院した。大学入学に3年遅れた。常に人の顔色をうかがい、まともな会話をできない人物になった。
それでもいわゆる頂点の大学までコマを進め・日本でも有数の企業に就職し・結婚して生き延びることが出来た。素晴らしい妻と子供にも恵まれた。
今また休職し人生を停滞はさせているが、自分はこの休職が無駄だとは決して思わない。
もちろん、妻子には多大な迷惑をかけているが、尊敬に値する医師の薫陶を受け、日々読書し行動し、これからの人生をより良くするための土台が強化されている実感を得ている。
人生は三歩進んで二歩下がる、しかし確実に一歩は進んでいる。
また場合によっては二歩下がることも重要な意味があることを信じて生きていきたい。