なぜ当事者はマウントを取りたがるか
なぜ当事者がマウントを取りたがるか、それは治療者の発言が心に響かないからです。
つまり典型的な医師と臨床心理士は”規範に縛られた言葉しか言えない。”(“”内はTwitterでの@kaikaidevさんの言葉)つまり、自分の言葉がないんです。
私は自助会における当事者の治りの遅さの根底には自助会任せの治療者の傲慢があると思っています。底つきの前に気付かせてあげることが本来の姿。
そのためには自身や病気をメタ認知できる知性を持った当事者と医療関係者の交流が重要だと思っております。
そこから真の治療法は確立されると思っております。
【規範に縛られた言葉しか言えない】は本質をついた言葉。典型的な医師と臨床心理士の弱さはここにある。そこを在野のカウンセラーがどう補っていけるか。これは『当事者』つまり『病気の体験者』であること、あったことが強く求められる。知性のある当事者とプロが交わったとき真の治療法が確立される https://t.co/q3qQzlPRr4
— 当事者とプロの架け橋 (@morita_ryo326) September 3, 2018
この投稿の発端は以下のツイート。
本質を突いていると思います。
心理臨床学会行ってきました。面白かったのは摂食障害のカウンセリングを専門にやっている方の「傾聴は効果がない」という話。痩せるということに囚われたクライエントの悩みの語りは、体重や飲食のことに終始してしまい、本質的な困難が表出せず堂々巡りする。
— 西井 開 (@kaikaidev) September 1, 2018
そのため、傾聴ばかりではなく、痩せたい食べたいと思う気持ちを外在化させ、本質に迫る問いかけを行うとのこと。
— 西井 開 (@kaikaidev) September 1, 2018
これはグループでも言えることで、問題に直面している当事者同士が話し合っても、従来的な考え方や伝統的規範の焼き直しになりかねない。
リプライありがとうございます。私が取り組んでいる男性問題もおそらく似たようなところがあって、つまり規範に縛られた言葉しか言えないということが起こるうる。また機会があればいろいろとお話伺いたいです。
— 西井 開 (@kaikaidev) September 1, 2018