美しい街にある美しい医療機関
私のお世話になっている病院は、住む人の人柄が素晴らしいと噂される地域に立地し、その地域性がそのまま反映された誠実さと良心によって運営されています。
誠実さと良心の塊である院長先生、看護士、事務の方々。良識ある医療機関に見られる職種間の差別のない日常。患者の主体性・責任感を重視し、とやかく言うことはない。
例えば、この病院は災害時にはスタッフ総出でボランティアをします。医師が往復1000kmをドライブして救援物資を受け取りに行き、事務員さんは事務員さんでが作業で泥まみれになって帰ってくる姿を私はたびたび目にしました。
また、この病院は病気を地域ぐるみで治そうとしています。依存症は人間関係の病であることは広く知られており、そのためには自助会での人と人との信頼関係の構築が重視されます。
そのため自助会への医師・スタッフさんの参加などが見られます。
まさにこれこそが医療機関のあるべき姿ではないでしょうか?
核家族化で失われた人間と人間の美しいつながりが、この病院・地域にはあります。